一流と二流、踏ん張りどころ

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ある料理人の修行時代の話です。

中居さんとのコミュニケーションが大切だと思い、親しくなったことをきっかけに板長から激しいイジメを受けたそうです。

当時、魚を3枚に下す仕事を中心に下ごしらえを任されていて、3時間はかかる作業だったそうですが板場を開店1時間前にしか鍵を開けてくれないという陰湿なものだったそうです。

今までどんなことでも我慢強く耐えて来た自負があったそうですが、ましてや仕事、それでも流石にお店を辞めようと思ったそうです。

ただ、「人生にはここ一番の踏ん張りどころがある」と思ったそうです。

若い修行の身なのに凄いです。

折角ここまで修行して来たのにここで辞めてしまっては今までやって来たことがゼロになってしまう。

どんな職業でも、何度かここが踏ん張りどころが何度かあります。

そこで崩れてしまえば二流以下、二流は踏ん張れない、一度崩れてしまうと、それを繰り返してしまう。

その料理人はその後のイジメも耐え抜き、仕事の技術と効率を徹底的に磨き本当の一流へと登り詰めて行きます。

その料理人の名前は道場六三郎さんです。

written by パンダ