無駄遣い、いや意味のあるお金?

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私たちは日々色々なものにお金を使っています。

個人の支出、会社での出費さまざまあると思います。

私自身は外食エンゲル係数(そんな言葉はないかもしれませんが(笑))が異常に高く、度々後悔の念が強く心に広がることがあります。

自分の収入に少々見合わないワインや食事への支出、かなりの罪悪感です(笑)ただ私にとっては食事を共にする友人とのひととき、感動の味わい、ともに人生を豊かに幸せなものにしてくれる最重要なファクターなのです。

銀座の夜が好きな方もいらっしゃいます。中にはビル2軒分は飲んだ、なんて豪傑も知っています。

税務調査の際、調査官が女性の場合クラブの領収書を激しく追及された、という経営者の話を聞いたことがあります。本当にこんな金額での接待が必要だったのか?その結果どれくらい売上に寄与したのか?

必要経費かどうかの議論は明確な答えがないのでしょう。税務調査は現場主義と言われ、担当調査官によっても申告全体のバランスによっても大きく左右する場合が間々あります。

「お土産」なんていう言い方もあるくらいです。

銀座のクラブが無駄遣いかどうかはこの辺でやめにしておきます。

ダービーなどに千万単位で馬券を購入するというお金持ちがいらっしゃるようです。同じ競馬でも地方競馬に10万とダービーに1000万はだいぶ感覚が違うようです。

1000万円をダービーに賭けられる人は相当なお金持ちだと思うのですが、夢にお金を払っているのでしょうか?お金を増やそと思っているとは到底思えません。

ダービーと言うレースはそれほど男のロマンを駆り立てるものなのでしょう。近しい方で年に1度だけダービーのみ馬券を買うと言う方もいます。

もっと言えば同じ賭け事でもオートレース、ボートレース、競輪と競馬はやはり違いがあるように思います。馬主になるのことは成功の1つのステイタスでもあるようです。そもそも競馬は格式の高いものなのでしょう。

凱旋門賞などは世界のセレブが集い、世界の注目を集めます。

私の40年来のお客様で現在88歳のご婦人がいらっしゃいます。

「化粧品に億に近いお金を使ったわ、でも何も変わらなかった。最近は保湿にワセリンを塗ってるわ、一番良いみたいだわ」

それまでに注ぎ込んだ化粧品代、無駄だったのでしょうか? もちろん無駄ではなかったでしょう。

そこには色々な思い出が残ってるからです。綺麗な洋服を身にまとい、色んな場所へ出向き、色々な人と楽しい時間をともにする。

よく「お金は死んだらあの世には持っていけない」こんな話を聞くことがあります。確かにそうです。

ただお金を使って得た楽しい思い出、場合によっては失敗した思い出さえ、私は記憶に良い思い出として残り、あの世へも、持って行けるのではないかと思っています。

今の時代、私たちはお金無しでは生きていけません。色々なことにお金を使っています。

お金を使うことでお金が世の中へ放たれ、また違う誰かが違うことにお金を使う。そうやってお金は廻っているのです。

マネーロンダリング(資金洗浄)汚れたお金を綺麗なお金にする。こんな言葉もあります。まるで生き物の様です。

幸せになるお金、もしかしたら不幸になるお金もあるのかも知れません。宝くじの高額当選者のその後、何て話も話題になります。

皆さま、くれぐれもお金の使い道には、気をつけないといけないですね。

byパンダ