保険は入口(加入時)と出口(支払い時)
生命保険に加入する際、保険金額や保険料を色々と考える方は多いと思います。
基本の基本ですが、保険金は万が一の時にもらえるお金です。保険料は支払う料金(意外と保険金と保険料を混同されてる方が多いように思います)
保険加入の目的については何度もお話していますが、あえて1つだけ復習です。
最重要ポイントは保険金額と支払い総額のバランス!
年齢がいってからの加入は、わずか10年足らず保険料を払っただけで、保険金を上回ってしまうことがあります。
極端にいうと70歳で終身保険に終身払いで加入し、
もしも100歳まで生きた場合、払込み保険料が2000万円を超えます。
1000万の保険金を得るために2000万払う、どう考えても意味がありません。
資産家の方が相続絡みで権利を確定したい場合の保険加入は一時払での加入をお勧めします。
さて今日の本題の支払い時(出口)のお話です。
色々あるのですが2つだけお話したいと思います。
経営者が法人で加入する場合の話です。
1つは高度障害状態という支払い事由の時です。
保険は死亡時だけでなく寝たきり状態などのいわゆる高度障害状態の時にも支払われます。この高度障害保険金は個人が受取る場合非課税扱いなのです。
保険会社の中には法人が契約者であるにも関わらず、高度障害保険金だけは個人が受けとることを可能にしているところがあります。
もちろんその時の状況にもよりますが個人で非課税で受け取るメリットが大きい場合も少なくありません。
2つ目は法人で加入の場合、途中で解約をして社長の退職金に当てることがよくあります。
ただ退職金をもらうためだけに、保険加入したわけではないはずです。まして経営者となれば歳をとれば相続事業承継絡みで必ず保険は必要になって来ます。
解約返戻金をもらいそれを退職金にあて、尚且つ保険金を残すことが出来る、実はこんな方法もあるのです。
written by パンダ