日航再建の立役者
皆さんがご存知の通り、京セラの稲盛名誉会長です。
色々なエピソードが伝えられていますが、私が一番印象に残っているのはロゴマークを元々の鶴が羽を広げているもの戻した事です。
少しスピリチュアルな話ですが、ロゴマークはその会社を表現する大切なもの、魂が宿るもである。
日航は鶴からJALに変更されていました。それをあんな素晴らしいロゴを何故変えてしまったのか?と稲盛さんはおっしゃったそうです。
再建の第一に、鶴が縁起良く羽ばたく瞬間が描かれているロゴへ再び変更しました。
役員会議の時、高価なお弁当が出されたそうです。
そんな時稲盛さんは、こんな贅沢なものを食べているのか! と激怒され即時安価なお弁当へ変更させたそうです。
会社が大赤字の時に役員会議で贅沢なお弁当、稲盛さんには理解不能だったのでしょう。
全ての事柄の小さな節約が積み重なり結果的に大きな経費節減になるのは当然です。
もちろん姿勢を正しているのも間違いないですね。
稲盛会長に何か資料を持参し提案する時。
資料の中身よりも熱意をとても重視したそうです。
「俺に何か提案する時は、俺と差し違える覚悟で来なさい」こんなことを役員社員に言っていたそうです。
要するにどれくらい本気なのか?を問うていたのでしょう。
これだけ大きな会社を再建するということは並みの決意では成し遂げられる訳がない、稲盛さんが一番感じていたのでしょう。
いつも穏やかな顔をされている印象がありますが、仕事の現場では正に危機迫る迫力で日航の役員社員を指揮していたのです。
written by パンダ