雑談力
30代後半の頃、第一線の生保営業部隊の指揮を執り、採用と育成に明け暮れる毎日でした。
なかなか成果が上がらない営業マンに、雑談のロールプレイングをしたことがあります。
ご紹介での営業を基本としていたため、○○さんからご紹介いただき、保険のお話を聞いていただくという設定です。
営業スキル的に言うと、リラックストークとかアイドリングトークと呼ばれてますが、本題に入る前の雑談がかなり重要です。
ましてや生命保険の営業です。いきなり保険の話をして、良い印象を持ってもらえる筈がありません。
しかし、「今日は良い天気ですね」などと切り出す訳にはいきません(笑)
色々なシチュエーションで雑談の内容は変わります。要はスクリプトを準備することが出来ないのも難しいところで、センスが大事です。
紹介がいる場合は、紹介者からの事前情報が必須です。紹介者との関係などを詳しく聞いておけば、共通の知人である紹介者の話題で盛り上がることも出来ます。
要するにお互いに共通する何かが分かれば、その話題が雑談として最も適していると思います。
最高なのはコアな趣味です。
ゴルフや登山などは一般的な趣味ですが、競技に出ているレベルなら話題として最適です。
私の趣味、フライフィッシングのような、やっている人が少ないものは、もし相手がやっていたら、フライと言うだけで必ず盛り上がります(笑)
やったことがない趣味でも、豆知識があれば会話は充分成立します、ポイントは何しろ興味を持って質問をすれば良いのです。
普段から色々なものに興味を持って、多少の知識を持っていれば、誰とでも雑談で盛り上がることが出来ると思います。
written by パンダ