占いを信じる経営者、出世マンション②
お祓いという儀式があります。
神社への初詣も、お金を払えば本殿の中まで通していただいて、神官にお祓いしてもらえます。
新築の際は必ず地鎮祭を行い、やはり土地をお祓いして安全を祈願します。
まあ、ここまでは一般的な祭事だと思います。
私の同僚に10年以上に渡り、高い業績を上げ続けている優秀な営業マンがいます。
彼は毎年、時には年2回、九州までわざわざ行ってお祓いをしてもらっています。
興味深々の私は、良くその話を聞いています。
何でも生き霊、今生きている人の恨み嫉みが一番強いのだとか、お化けや幽霊ではなく、現存する人間が一番恐ろしい!
確かに分かるような気がします。
彼はその強い念が、身体の不調や仕事の妨げになると信じているのです。
彼がわざわざ行く九州は、神社ではなくお寺さんのようで、僧侶がお祓いをしてくれるそうです。
数回に一回くらい、今回はまた大変な怨念を受けているね、体調良くないでしょう? と言われるとのこと。
この話を何処まで信じるかはそれぞれだと思います。
信じる者は救われる!
正にそういうことかもしれません。
でもそれならそれで良いではないかと、私は思うのです。
お祓いを受け、精神衛生上良好で安心して仕事や日常生活を送る。
間違いなくプラスに働きます。
まあ、鳥居を蹴っ飛ばしたり、神社やお寺の祭壇につばを吐く人などいないので、罰が当たるとか、神様なる存在を100%信じない人もいないと思いますが。
賽銭泥棒という罰当たり者はいますね(笑)でも祭壇に向けて、立ち小便をする泥棒はいないかもしれません。
賽銭泥棒もやはり神様は怖いのです。
最近、直接聞いた実話です。
ある50代の男性経営者の話です。
この方も占いなど、スピリチュアルなものも、まあ信じる方です。
体調が優れず、怪我をしたり、仕事もちょっとした妨害が入ったり、なんだか悪いことが続くなあ、と思っていたそうです。
元々はその方は気学、占星術や方位学などに興味がある人で重要な場面ではそれらを判断材料にしていました。
余りに悪いことが続くので、偶然知り合いから聞いたスピリチュアルカウンセラー?と言ったらよいのでしょうか、いわゆる霊能者の所へ行ったそうです。
いきなり、生き霊の怨念を凄く受けている。と言われ、具体的に4年前に人に恨まれるような出来事がなかったか?と聞かれ、些細ではあったが、いくつか思い当たることを話したそうです。
ただどれも違うようで、地域まで絞りこみ、仕事上のことで大きな恨みをかっていると。
地域の方角を具体的に言われ、もしかしたらと思い、大きな取引で、ほぼA社がまとめかけた時にさまざまな条件がその社長の会社が上回り商談がまとまり契約に至ったことを思い出し、そのことを伝えたそうです。
すると、正にその時の事で、商談が成立しなかった会社の社長がものすごい恨みを抱いている。
それが尋常ではない、と。
背筋が凍りついたそうです。
負けた会社の社長は取引先に対し、相当食い下がり、契約を勝ち取った会社をある事ない事誹謗中傷を繰り返し、余りの執拗さにとうとう取引停止になってしまったのです。
大切な取引先を失ったわけですから、恨まれても仕方ないかもしれない。
貴方は元々、凄い強い運勢を持っているから、この程度で済んでいるのです。普通の人なら大病を患うか、仕事も上手くいかなくなるところです。
続けてこのように言われたそうです。
そして、解決策として北陸のある場所に2日滞在して来なさいと言われ、間もなくそれを実行するためにその場所へ静養も兼ねて行くそうです。
もちろん私も100%信じられるわけでさありません。全く持って科学的根拠のない話しです。
でも、気やすめでも、言われた通りにやってみたくなるのも事実です。
私でも迷わず実行します。
written by パンダ