社長はお蕎麦も好き
お蕎麦を好きな人、結構多いと思います。これも私の主観ですが、ある年齢から上の経営者に、特に多いように思います。
元々はお米の育たない山間部で作られていたものですが、今や常陸秋そばなどの高級品種は、料亭か一部の有名蕎麦店でしか食べることが出来ない高級料理になりつつあります。
以前長野県のかなりの山間の蕎麦屋で、せいろを1枚食べたところ1780円と言う値段で、今やお蕎麦は高級品なんだなぁ〜 と驚いたことがあります。
また蓼科高原のど真ん中に、週末は30分は並ぶかなりの人気店があります、ここには「特選せいろ」と言うのがありそれは何と「常陸秋そば」を使っています。
蕎麦の名産地、蓼科高原の蕎麦屋で「常陸秋そば」を使うとは、なかなか出来ないことだと私は思います。凄いです。
蕎麦の三大名店、砂場、更科、藪。最も古いのは1465年創業の京都の「尾張屋本店」だそうです。
売上一番は神田の「まつや」だと思います。あのがやがやした雰囲気、焼き鳥で日本酒、なかなか風情があります。池波正太郎先生も通ったお店と聞いています。
蕎麦打ち名人の有名人は「翁」の高橋邦弘氏、高橋名人でしょう。
先日、久しぶりにニューオータニで高橋名人の蕎麦会があったので行って来ました。高橋名人は長年の蕎麦打ちの影響で足腰を痛めてられて、以前から杖をついてらっしゃいましたが、今回は車椅子を弟子が押していました。
職業とは言え腰を悪くするほど、蕎麦粉を捏ねるとは、凄まじいプロ根性です。美味しく二八蕎麦をいただいて来ました。
私が今一番気に入っているのは、浦和にあるお蕎麦さんです。家からは1時間以上かかりますが、度々お邪魔させていただいています。
別のお仕事で社長をされている方ですが、蕎麦好きが高じてほとんど趣味で蕎麦教室とお店をやっています。
私の大好きな、檜枝岐の蕎麦が常時あり、開田高原、福井の大野在来など3種類ほどの品種が楽しめます。
何と言っても「蕎麦刺し」です。これはお連れする方全員が驚嘆し、美味しい美味しいと喜ばれます。
これもいつもの主観ですが、蕎麦は趣味で本気で打っている人には、その辺りの商売人では勝てないのではないかと思います。まあ、元々が山間の家庭料理ですからね。
蕎麦がきもツナギを一切入れずに水だけでクリームのような滑らかな出来栄え、これも他では頂いたことがない美味です。
byパンダ