驚嘆の内視鏡検査

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仕事柄この10年くらいで、大腸がんを発症する人が顕著に増えていると感じます。

それと同時に大腸の内視鏡検査をする人も、とても増えています。

その影響でしょうか、元々は民間の医療保険の給付の対象だった大腸ポリープの内視鏡除去手術が、新規の加入では対象外とする保険会社が増えて来たように思います。

おそらく給付率が以前に比べてかなり上がったためと考えられます。

私も40代前半から健康診断で再検査を指摘され、それ以来3年に1度は必ず大腸の内視鏡検査をやっています。

たまたまご縁があり、ものすごく内視鏡検査が上手なドクターという方を紹介され20年余り同じ先生に定期的にやっていただいています。

当時は今ほど内視鏡検査が普及しておらず、専門医も少なく、内視鏡カメラもまだまだ出たてで、腸の内壁にカメラが当たり出血をし痛い思いをしたり、結果そのまま入院するということも、しばしはあったと思います。

その評判のドクターは同時私と同じ40代前半で、ご自身の内視鏡検査にかける情熱を真剣に語られていました。

元来日本人は穀物類を消化するため、欧米人に比べ長い大腸を持っているが、肉食が増えたことによりポリープができやすくなったのでは、それに伴いポリープが大きくなると癌化するリスクが高まる。

車の運転に例えて、「要はコーナリングなんです、腸壁にカメラを絶対に当てないように、蛇腹状の先端部分をモニターを見ながら操る技術なんです」これに命をかけています位の話をされていました(笑)

私も若く、身体の場所が場所だけに、お尻からカメラを入れコーナリングのように大腸を通して行く、これに命をかけている、内心随分変わった先生だなぁ〜と笑ってしまったことを今でも覚えています。

ただ、そこまで言うだけのことはあり、いつカメラが入っていつ出たのか、もちろん徐々に大腸にカメラが進んで行く感覚はあるのですが、痛みや大きな違和感は全くなく、モニターを一緒に見ながら「ああ、ここに小さなのが、これはすこし大きめですね、では切除しますね」こんな会話を交わしながら4つのポリープを取っていただきました。

それからその先生以外には内視鏡検査をやる気にはなれず約20年間で6回ほど検査をし、来月7回目の検査を予定しています。

私はポリープができやすい体質のようで最低3.4つ多い時は7つも切除していただいています。ポリープさえ切除していればガンになることはないということで、事実その病院で定期的に検査をされている方で(約8500人)大腸がんになった人は1人もいないという驚きの結果です。

10年くらい前に東大医学部出身のこともあってから、赤門のすぐ前のビルで開業をされ、今はネットのみの予約で最低でも3ヶ月、混んでいる時は6ヶ月先まで予約でいっぱいです。

ホームページには他院で痛い思い、トラブルがあった方へのメッセージなども詳しく載っています。

もちろん現在は下剤も以前より格段に飲みやすくなり、カメラもどんどん小型化され、検査のレベルは格段に進化していると思いますが、私はやはりこの先生に、これからも検査をお願いしたいと思います。

by パンダ