本当に感謝した人。された人。
感謝した人がいれば、感謝された人がいる。
人が本当に感謝をするのは命を救われた時かもしれない。
本当に心から感謝したのは第二次世界大戦時のリトアニアにいたユダヤ人6000人と後の子孫約4万人。
感謝されたのは当時のリトアニア日本領事、杉原千畝領事。余りにも有名な話で映画にもなっています。
私はその映画が好きで何度も観ています。最近また観る機会があり、思わず話題にしてしまいました。
さまざまな状況下で色々な決断をしなければならない時があります。戦争中はそれが人命にかかわるということです。
杉原千畝は自らの判断で6000人ものユダヤ人に対してビザを発給し、その人達は日本経由で米国へ逃れ、移民として命を救われて子孫を入れるとその数4万人という数になるそうです。
1985年1月18日イスラエルから「諸国の中の正義の人賞」を受賞しています。その翌年1986年7月31日享年86歳で永眠。
日本の外務省が公式に杉原千畝の功績を顕影したのは何と2000年10月10日、終戦から55年も経ってのことだ。
功績が讃えられるまでにこれだけの時間がかかったというのは、逆に言えば普通の人はとても成し遂げることが出来ない事ということではないでしょうか。
正しいことの判断、その状況において正しいか?正しくないか?人の心は変わってしまうものでしょう。
本国、日本の指示を得ることなくユダヤ人6000人に自らの判断でビザを発給、歴史上稀にみる正しい決断ではないでしょうか。
そこには本当の正義が存在します。
アメリカに渡ったユダヤ人移民の中から現在の証券取引所の創設メンバーや、グーグルやオラクルと言った米国を代表するIT企業に子孫達が活躍しています。
written by パンダ