個体差
連日オリンピックで盛り上がっています。
私を含めて一般の人は、人並み外れた身体能力を見て驚き感動するのではないか。
個人的には体操の鉄棒のブレッドシュナイダー、カッシーナなどのG難度の技を見て、どうして同じ人間であんなことが出来るのか、本当に驚きます。100メートルを10秒を切って駆け抜ける速さ、42.195キロを2時間4分、3分? 切りがない人間の能力です。
もちろん人間には「個体差」があります。ただオリンピック選手の能力は単なる「個体差」で片付けられるレベルではないような気がします。
どれだけの努力を重ねた結果でしょうか。
恥ずかしながらわたくし、教育学部を出ています。
発達心理学なども一応学びましたが、1番の興味は「才能か?努力か?」競走馬などは9割が遺伝的要素のように思えますが、どちらがより影響力が強いのか本当に私は興味深いです。
もちろん正解などなく、色々な説をいろんな学者が発表しているわけですが、私が一番しっくりきたのは7割が持って生まれたもので3割が環境要因。(諸説色々あります)
100%持って生まれた才能で決まってしまったら、人生、生まれた瞬間から決められていることになってしまいます。
そもそも色々な才能があるわけで、人間の能力は無限大と言って過言ではないと思います。(いやいや何の能力の無い人間もいる、こんな声も聞こえて来そうですが)
もう一つ学生時代も思い、社会に出てより一層強く思うようになったのが「動機付け」です。
その中でも「自己動機付け」です。自ら動機付けする。
オリンピック選手のインタビューで、競技を始めた理由を聞かれ、「お兄ちゃんがやっていたから」「漫画のヒーローに憧れて」
色々な理由がありますが、まあどれも割と単純なものです。
皆さんの中にも単純な理由で何かを始めた人は沢山いらっしゃると思いますが、ポイントは「動機付けが継続するかいなか」だと思います。
似たような話を何度もしていますが、決意する脳とそれを継続する脳は違う、ということです。
才能を持った人間はおそらく沢山いるのでしょう。ただその才能を活かして花開くまで、努力をし続ける人間が意外と少ないということなのでしょう。
「継続は力なり」大好きな諺です。
written by パンダ