アイスマンとゲノム解析

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アイスマンをご存知だろうか?

最近また話題になっているので興味を持った方も多いかもしれませんね。

映画化もされました。

私がアイスマンを知ったのは10年くらい前だったと思います。

ゲノム解析の技術が進み、更に詳細がわかってその度に話題に登ります。

アルプスの標高3200mの高地でミイラの状態で見つかった、5300年前新石器時代の男性である。

ゲノム解析の結果、身長160㎝ 血液型O型、瞳は茶色、髪も茶色、発見された地名から「エッツィ」と名づけられている。

乳糖不耐症で、虫歯、腸内寄生虫、ライム病に悩まされていて、膝、腰、肩、背中に痛みを抱え、61の入れ墨もあった。

動脈硬化になりやすい体質だったこともわかっている。

死亡時は46歳、死因は動脈を矢で撃ち抜かれ、出血のため数分で絶命したことまでわかっている。

私が最も興味を惹いたのが、母方の子孫は絶えてしまったようだが、父方の子孫はオーストリアのチロル地方の3700人の住人からDNAを採取した結果19人の親族が今でも現存している。ということだ。

もちろん私にも5000年前、1万年前にも先祖はいたわけで、その遺伝子が脈々と受け継がれ、私が存在している訳です。

さまざまな病原菌に勝ち、色々な戦いなどを経て生き残って来たことに感動さえ覚えます。

以前テレビ番組ではありますが、きちんと科学的検証をされた内容でしたが、人類史上、おそらく一番子孫を残したのはチンギスハーンだ、という内容、歴史上最大のモンゴル帝国を作り、ヨーロッパまで勢力を伸ばした彼なら納得の出来る話しだった、日本人の中にもDNA鑑定で沢山いる、というのもわかっているそうです。

何とも壮大な話ではないか。

以前はネアンデルタール人と我々ホモサピエンスは交配することなく、別の種というのが通説だったが、最新のゲノム解析の技術により、我々はネアンデルタール人とも交配していたことが証明され、北欧系の人には最大20%のネアンデルタール人のDNAが確認されることも少なくないと、全くないのはアフリカ系の人達だけで、日本人にも数%のDNAが認めてられるらしい。

若い人は知らないでしょうが(笑)昔アンドレ.ザ. ジャイアントというプロレスラーがいましたが、明らかにネアンデルタール人のDNAが色濃く出てる金髪の大男でした。

余談ですが、ネアンデルタール人は家族単位で生活をし、我々ホモ・サピエンスは多数の家族の集合体、村単位で生活していたため、絶滅せずに現代まで生き延びて来たと言うことらしいです。

これからもDNAやゲノム解析の技術が進み病気などの早期発見や治療薬などの開発、さまざまな分野に応用されることでしょう。

written by パンダ