色々な性格
人間の性格は本当にそれぞれです。
温厚な人、怒りっぽい人、喜びや悲しみを素直に激しく出す人や、内に秘める人。
それこそ十人十色、いや百人百色と言っても良いかもしれません。
思えば人間だけでなく、ワンちゃんやネコちゃんもかなり性格は違いますね。
最近、60年以上生きて来て、これほど怒りっぽい人がいたかな? と言う人に会いました。
元はと言えば、私が悪いのでその人のことを「性格が悪い」と言う資格はないのですが。
かなり打たれ強い、我慢強い私が、少々ダメージを受けるくらい落ち込みました。
性格の中で、何事にも許せる人、許せない人、こんな区分もあると常々思っています。
食いしん坊な私は、昼食などでたまたま入ったお店が美味しくないと、ちょっと許せない時があります(笑)
まあお店を許せない訳ではなく、お店を選択した自分を許せない、が正しいかもしれません。
あと、小さなルールと言うか、例えば駅の階段の逆走、何故か腹が立ちます。
少し無理矢理の車線変更での割り込み、でもハザードを出して「すみません」の合図を出してくれると、一気に怒りが収まります。(これの合図は本当に大事だと思います)
仕事や普段の日常生活では、私は割と人を許せる性格です。特に仕事での相手の失敗は許せてしまいます。
一番の理由は、故意に失敗をした訳ではないからです。
次は自分もやはり失敗をするからです。しかも慎重に注意を怠らなくても失敗をしてしまうことがあるからです。
話が長くなりましたが、その方はどうも私のことは一生許して貰えないようでした。(まあ、もうお会いすることはないと思いますが)
もちろん私が悪いので弁解の余地はないのですが、少々不思議な気持ちになりました。
スピリチュアルが好きな私は、前世でよほど悪いことをしたのだろうか? 仇だったのかもしれない。
昨今の脳科学の進歩はめざましく、色々なことが解明されているようです。
怒りの状態では脳から、ノルアドレナリンという物質が出ているそうです。
このノルアドレナリンは別名「闘うホルモン」と呼ばれていて、動物の場合は敵と闘う準備段階で脳から放出されるということです。
一方でノルアドレナリンの放出により激しい不快感や恐怖を感じ、能の反応が「怒っている」状態を作りだします。
これは脳の扁桃体という部分がノルアドレナリンによる反応です。
更に「前頭前皮質」という部分の働きが不十分な場合キレやすくなるケースがあるそうです。
人間の脳の発達は幼少期の「愛着形成」が大きく関わっています。
「養育者」(一般的には親でしょう)との安定的な関係を築くことが出来れば、大人になっても安定的な人間関係を築きやすいということです。
少し恥ずかしいのですが、パンダさんはお母さんから愛情をたっぷり受けて育ったのですね、だから穏やかな性格になったんですよ。こんなことを言われたことがあります。
脳科学ではオキシトシン、「愛情ホルモン」と言われてる愛情や信頼を形成する物質が前頭前皮質が育つよう働きくけるそうです。
今では人間の感情が脳から分泌される物質によって大きく左右されることが明らかになっているのです。
アメリカでは、性犯罪を繰り返す容疑者に対して、脳にインプラントを装着し衝動的な性欲を抑制する技術も開発されています。
もしかしたら、人間の性格も薬物や脳内のちょっとした手術で変えることが出来る時代がそこまで来ているのかもしれません。
倫理的なことは別にして。
世の中から犯罪や争いが無くなるのであれば、そんな技術も是非活用したいものです。
written by パンダ