電話は営業ツール
もはや携帯電話の普及により、電話は話す機能ではなくコミュニケーションそのものの主役になっています。
SNSがさまざまな情報発信の中心になりこのブログを見ていただいている方の多くが携帯からアクセスされていると思われます。
今日はビジネスに限定した営業ツールとしての電話の話をしたいと思います。
コロナ禍でリモートMTGが主流になりつつあり、商談もリモートで行われることが増えています。
リモートは直接対面よりも映像でアップされるため話し方やジェスチャーを使った感情表現がより重要になると考えています。
その基本は電話による伝言やちょっとした営業トーク時の話し方であり、そこに映像がついたリモートワークでのコミュニケーションもなんら変わらない筈です。
電話は顔が見えない分、相手の本質がわかりやすい。ちょっとした言葉の行き違いで誤解が生じやすい(電話の会話で不快な思いをした、という人も多いのでは)仕事で使う時は直接より緊張してしまう。電話にはさまざまメリットデメリットがあります。
私が約30年前に外資系生保に転職をした時、過去に経験がないほど電話を使った営業をやりました。
アポイントは当然全て電話、マニュアル本があり基本はそのマニュアル通り、違うことを話すと上司が横で紙にNGを出す!という厳しさでした(笑)
アポイントを求める電話であればそこに徹し、具体的な内容は決っして話してはいけない、と言うことです。
生保営業では電話はアポイントを取るためだけにある。今でもトラウマのように心に刻まれています。
リモートでは実際商談を行う訳ですが対面よりも電話でのコミュニケーションにより近いと考えます。従って電話と同様のスキルが要求されると思います。
① 誠意のある(正直な)話し方をする
早口よりゆっくり喋った方が相手は誠意を感じます。知性も感じます。わかりやすく丁寧に話そうと意識するだけで相手に伝わります。早く話した方が良い部分は倍のスピードで話す(メリハリをつける、終始ゆっくりでは苛つく場合もあります)
対面よりむしろ言葉に感情をのせやすいはずです。
② 親しみを込めて話す
相手が笑顔になるような話題を挟めたら最高です。事前に相手のことを良く知った上なら可能です。もちろん受けを狙うような面白い話はNGです。
③ 基本アポイントを取るだけに徹する
もちろん相手によりますが新規顧客の開拓の場合は具体的な話は最小限でアポイントだけを目的にします。
基本電話でセールスは出来ません。
現在でも電話は重要な営業ツールです。くどいですがリモートは対面より電話に近く、より高いレベルの話術が必要だと考えます。
written byパンダ