達成感と喜び
凄く眠い時に、気持ちの良いベッドで朝までぐっすり。
気持ちよく寝入る時も、爽やか目覚めも至福の時です。
お腹がペコペコの時に、大好きな物をお腹いっぱい食べる、これも大きな喜びです。
生き物としての本能の部分ですから、当然といえば当然かもしれません。
ただ、おそらく人間だけが持っている喜び。
昨日、公園の子ども向け遊具で、お父さんと遊ぶ2歳くらいの女の子をベンチに座りながら15分くらい見入ってしまいました。
ロッククライミングの様なその遊具を、お父さんに支えられながら必死に登っています。
もちろんほとんどお父さんの手助けによるものなのですが、登り切った時の満面の笑み、心からの喜びの笑顔です。
何度も繰り返すうちに、お父さんの手を振り払うような仕草です。自分1人で登りたいようです。
お父さんは偉いですね、なるべくアシストを少なく、わからないように支えます。
さらに彼女の笑顔が広がります。
これは運動機能を高めるために必要な遊びなので、本能に近いかもしれません。
私は趣味、ゴルフやボーカルレッスンで出来たという達成感でかなりの喜びを感じます。
自分の理想とするフォームで飛距離が出たショット、納得のストロークのパター。
今まで出なかった上のラやシの音が出た時、もちろんフライフィッシングで大きな鱒が釣れた時。
何にも変え難い達成感と喜びを感じる瞬間です。
もちろん仕事の成功もです(仕事は生きる糧なので本能に近いのかもしれませんが)
この達成感は生き物の中でも、人間だけが持つ喜びなのかもしれません。
東大生は親から勉強しなさい、と言われたことがない、と話す学生が多いそうです。
著名な心理学者は、3歳までの親の関わり、特に母親。
何に対しても興味を促し、出来た時の喜び達成感を沢山味合わせること。これを3歳までに経験させることがその後の人生に多大な影響を与えるそうです。
当然好奇心旺盛な子どもに育ち、自ら進んで勉強もするようになり、知る喜びや出来る喜びを感じ益々意欲が湧いて来るということです。
余談ですが妊娠中からお母さんが、一生懸命お腹の子どもに話しかけると、その時点から言葉を理解し始めるとのこと。
そうして育てたお母さんが、なかなかおしゃべりをしないと悩んでいるお母さんの相談を受けた時に、そのお母さんが、子どもに対する声掛けが、とても少ないことに気づいたそうです。
子どもは当然、一番身近な母親から言葉を覚えていきます。
written by パンダ